2021 January

 

 
 
 

今年の干支は辛丑(かのとうし)、母の作品のモチーフは福島県会津地方の郷土玩具、会津張り子の赤べこ。厄除け、魔除けの意味を持つ赤色の牛に1713年に流行った天然痘の黒い斑点、赤べこが身代わりになり病気から守ってくれるという願いを込めた疫病退散のお守りでもあるそう。「幸運を運ぶ牛」とも言われ、2021年が良い年でありますようにと願いを込めて飾る。

 

 

   
 
 
 

お正月のテーブルは母の作品を一斉に飾る嬉しい季節。鏡餅や宝船、獅子舞いなどお正月が大好きだった母らしく作品も数多く組み合わせを考えつつ並べていく楽しい時間。改めて見る母の仕事、その細工の細やかさと丁寧さに身が引き締まる思い。「丁寧にお暮しなさいね」という母の声が聞こえて来そう。

 

 

 
 

母の作品が溢れるお正月の我が家、お飾りは小さなしめ縄に紅白の水引を掛けた手作り。災いを転じるという「南天」は大切な友人から頂いた南天をドライフラワーにして。富士山の初日の出をアトリエに飾り2021年もいよいよスタート。

 

 

 
 
 

お節料理の後は和菓子のデザートがこの季節のお楽しみ、華麗なお茶菓子よりお饅頭のようなカジュアルな和菓子が私好み。柚子の香りと山芋の軽いもっちり感、ぽってりとした食感の牡丹にはうぐいす餡となかなか繊細、ほのかな甘さと香ばしいほうじ茶の組み合わせも絶妙。

 

 

 
 

  生まれたばかりの私を抱いた母の耳に映るターコイズのイヤリングは母の友人の彫金作家の作品。物心ついた頃から「首飾りを作る人になる」と、アクセサリーに興味深々だった私が初めて触った「彫金作品」。お年賀状で氏の逝去を知りアトリエを見学させて頂いた日の鮮烈な思い出や温かなお人柄が蘇る。

 

 

   
 
 

コロナ禍のチェコで迎えた昨年の誕生日、チェコの建築家アドルフ・ロース設計の住宅を持つ友人ご夫妻とプラハでお祝いして頂いた。お庭で摘んだラヴェンダーをあしらってさりげなく渡されたプレゼントはヨーゼフ・ホフマンデザインの大きなゴブレット。レプリカではなくオリジナルとのことで大変な貴重品。母の形見の帯をプレゼントしたお返しに、家族由来のモノをプレゼントしたかったとの熱い想いも嬉しい。

 

 

 
 

お店も学校も全てクローズしていた昨年春の緊急事態宣言下の外出自粛期間中、毎朝の公園が唯一の憩いだった。以来すっかりルーティンになった朝の公園、バドミントンとストレッチ、ランニングの合間に季節の移ろいを感じる。秋に集めた紅葉の葉やどんぐりをボックスアートにして忘れられない2020年の記念に。

 

 

 
 
 
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出来上がったブランドのロゴを彫ったアクリルプレートが並ぶアトリエ、最近は全てがオンラインと配送になったため各件に添える小さなサイズを幾つも作る。透明感のあるさりげない素材、ガラスのキューブとアクリルのプレートが私の作品のサインマーク。ずらっと並ぶプレートは現代アートのインスタレーションのようで美しい・・・。

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